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これは巷(ちまた)で流行しているアーシングをマイカーにやってみた記録である。
車のエンジンルーム内のエンジンヘッド部、スターター、オルタネータ(発電機)、ボディー等に太めのケーブルを使ってアースを施すものである。その効果としてエンジンのアイドリング時の安定、中低速でのトルクアップ、始動性の向上、オーディオの音質向上、ヘッドランプの光量アップ等があるらしい。
バッテリーのマイナス端子を基点にして、そこからエンジンルーム内の各所のアースポイントへケーブルを接続する。マイナス(アース)端子には通常では一本しかケーブルを接続出来ないのでケーブルを複数つなぐ事ができる端子を用意する必要がある。
今回はアーシングに使用する材料が全てセットになった既製品※を使用した。(雷神という名前でホームセンターで売っていた激安商品で、何と980円!) 左の画像は別製品(類似品)です。アーシング用ケーブルをケーブルと圧着端子と圧着工具を使って全て自作する人も多いようだ。手間と時間が掛かるが、そのほうがケーブルの長さを自由に調節できるので施工後の仕上がりもよくなるだろう。
マイカーがターボ車という事もありエンジンルーム内の温度が心配だった為、雷神のケーブルの上にコルゲートチューブをかぶせる事にした。このチューブはPP(ポリプロピレン)で出来ている為、耐熱性は問題ないようだ。
□ 雷神のアースケーブル先端の丸端子
この端子をバッテリーのマイナス端子とエンジンルーム内の各アースポイントにボルトで共締めします。
□ コルゲートチューブ
PP製なので耐熱性もある。
□ コルゲートチューブをかぶせたアースケーブル
ケーブル自体も耐熱性だと思いますが、一応劣化耐久性の向上も兼ねてやってみました…。
□ できあがったアースケーブル全体図
ブラックバスの釣りに使うワーム(疑似餌)のようです。(´Д`;)
雷神のアーシングセットにはアース端子もセットになっていたが、玉虫色に輝く(´Д`;)金属であった。
少し不安になり、別途すずメッキされた導電性の良いアース端子(SEIWA製)を購入した。右画像は類似商品です。
エンジンヘッド部、オルタネータ(発電機)、ボディー、エンジンスターター等の各アースポイントで、作業のしやすい場所にあるボルトを外し、ボルトにアースケーブル先端の丸端子を通してから「共締め」をする。これだけの作業であるが、エンジンルーム内のボルトはかなりきつく締めてあるのでボルトを緩めるのが大変であった。(´Д`;)
全ての配線をし終わった後、仮締めしておいたボルトと結束バンドを本締めして終了。既製品を使用したのでケーブルの長さが余ってしまったものがあったが、遠回りをしたりしてうまく配線した。
ボルトを「なめて」しまわない為と作業のしやすさを考えると、短くて角度の付いたメガネレンチ(右画像)は必ず必要かと思われます。ただし、バッテリーの端子からケーブルを外すときは、スパナ(オープンエンドレンチ)を使用するのが基本のようです。感電してもボルトから工具を外しやすいからだと思います。
振動などで緩むと大変危険なので施工前と同様にアースケーブルを接続したボルトはきつめに締めておきましょう。
また、私はマイカーのサービスマニュアルを持っていないため、エンジンルーム内のどれがオルタネータかスターター部か分からない様な状態で作業しましたので、(´Д`;)下図の配線は参考にしてはいけません。(´ー`)結局スターターの場所が分からなかったのでボディーに2箇所もアースしてます。ケーブルが余ると何かもったいない気がして(貧乏性)。
私と同じような状態の人は、サービスマニュアルを入手するか、ガソリンスタンドやカーショップに行ったついでに整備士さんを捕まえて聞くとか(´ー`)して情報を得てください。
左画像中のうねうねと這う黒い線がアーシングケーブルで、同じく左画像の右端にあるのがバッテリーです。ケーブルはエンジンルーム内の高温にならない箇所に結束バンドでまとめてくくりつけました。
アースしている箇所が正確ではない(´Д`;)ため、この画像を参考にしないで下さい。m(_ _)m
□ バッテリのアース(マイナス)端子部
バッテリのプラス端子とマイナス端子を間違えると大変危険ですので、事前によく調べて慎重に作業しましょう。
□ アーシングケーブル接続の仕方 ※場所は参考にしないようにね(´Д`;)
こんな感じでエンジンルーム内のボルトを一度外し、ケーブル先端の端子をかませて共締めします。エンジンルーム内は振動などでボルト等が非常に緩みやすいと思われます。緩むと大変危険ですので、施工前と同様にしっかりと締めておきます。
最後に、バッテリーのターミナル部をサンドペーパーで少し磨き、接点の腐食防止のために接点復活剤(右)をスプレーしておきました。薄い皮膜を形成して腐食を防止し、導電性の低下をくい止めてくれるそうです。本来プリント基板の接続部などに使うためのもの(?)かもしれないので、バッテリーのターミナル部にも有効なのかは分かりません(汗)。
巷(ちまた)で噂の(?)次のような効果が体感出来ました。
他にも、ヘッドランプの光量アップなどがあるらしいのですが、まだ未確認。でも、少し前にヘッドランプは高効率ハロゲンランプにしちゃったからよく分からないかも(´ー`)
アーシングケーブルがエンジンの高熱を発する箇所に接触していたり、ベルト等の駆動部に巻き込まれたりすると大変危険です。その点に充分配慮し、全て自己責任において作業を行える方にのみこの作業をお勧めします。
この記事は2004年(12月頃)に公開され、その後改訂を重ねて現在に至ります。